マルチ商法にハマっている彼氏・彼女と結婚する?別れる?
結婚するべきか別れるべきか、どちらの気持ちを優先すればいいのかわからず悩んでいませんか?
長くつき合っている彼氏・彼女とそろそろ結婚を…と考えるのは本来ならとても喜ばしいことですが、
彼氏・彼女がマルチ商法にハマっている場合、将来のことを考えると「本当に結婚してもいいのだろうか?」と疑問を持つのはとても自然なことだと思います。
この記事では、私が10年以上ビジネス活動してきた経験から、マルチ商法にハマった彼氏・彼女と結婚した場合、どのような問題点が予測されるのかをお伝えします。
問題点を知った後、最終的に結婚するかしないかはあなたが幸せになるほうを選択をしてくださいね!
※あくまでも私の主観ですので、結婚を絶対にやめたほうがいいというものではありません!!
マルチにハマった彼氏・彼女と結婚した場合の問題点
彼氏・彼女のどちらがマルチ商法ハマっていても、共通する問題点をお伝えします。
空いた時間はマルチ商法の活動時間になる
マルチ商法にハマると、お金を稼いでいるかどうかに関係なく、仕事が終わった後や休日などほとんどの時間を活動時間に当ててしまいます。
▶主な活動◀
・勧誘するための時間
・勧誘する人を探す時間
・セミナー・ミーティングへの参加
・イベントへの参加
・アップやグループの人とのやり取り
「今日はセミナーがあるから遅くなる」
「明日はイベントがあるから会えない」
など、今までもなかなか会う時間がなかったのではありませんか?
結婚して一緒にいられる時間が増えると思っていたのに、一人で待つ時間が増えた…という結果になるかもしれません。
マルチ商法でお金を使い込む
結婚すると何かしらお金の問題が浮上しますが、マルチ商法をやっていると普通以上にお金の問題が出てきます。
▶主なお金の使いみち◀
・商品代
・セミナー・イベント代
・勧誘時のお茶代
・交通費
・その他交際費
・稼いでいるように見せるための物品・体験代
いわゆる普通に暮らしていたら使わない金額を、マルチ商法にハマると上記のようにお金を湯水のごとく使ってしまいます。
高額商品を購入して家計が圧迫されることもあるかもしれません。
商品購入や見栄を張るためにお金を使うのは、自己投資、先行投資などと洗脳されているため話し合いは平行線となり、お金を使うことをやめてくれません。
貯金が底を尽きるだけならまだいい(よくないけど)のですが、知らない間に借金をしているケースも少なくありません。
友人・親に、彼氏・彼女がマルチ商法にハマっていると言えない問題
彼氏・彼女の仕事はマルチ商法です!と大きな声でいえる人は少ないと思います。
ビジネス会員でさえマルチ商法と言わず「社会貢献」だの「日用品を扱う仕事」だのと言っているくらいです。
自分の親がマルチ商法をやっているのなら抵抗がないかもしれませんが、ほとんどの親は心配(又は反対)するのではないでしょうか?
彼氏・彼女がマルチ商法をやっていると、自分はやっていなくても「勧誘されるかもしれない」と友人たちから避けれてしまう可能性もあります。
▶よくあるトラブル例◀
マルチ商法をやっている人達は、「相手のためにいい情報を教えてあげている」と信じ込んでいます。
そのため、結婚式など親戚や友人が集まる場所で、勝手に(あなたが知らない間に)友人や親戚を勧誘していたというケースも多くあります。
マルチメンバーとの不倫問題
会社に勤めていても不倫する人はいますが、マルチ商法はより不倫に発展しやすい環境だと感じています。
・同じ志(成功)を持っている
・四六時中一緒にいる
・頻繁に連絡をとっている
・飲食を共にする時間が多い
・マルチの集まりだと言って外出しやすい
・夜おそくまで一緒にいる
・何をしても褒めてくれる・認めてくれる関係
周囲からマルチ商法を否定されるため、仲間とのつながりが深くなっていきます。
そして、異常なテンションで毎日のように顔を合わせ、夜遅くまで一緒に行動し、悩みを相談したり、励まし合ったりしているうちに深い関係になってしまうのです。
私はたまたま男の人がいないグループだったので不倫とは無縁でしたが、他のグループでは不倫が原因でグループが崩壊するのは珍しくありませんでした。
グループ内だけではなく、勧誘するために街コンやマッチングアプリなどで知り合うケースもあります。
これは男性に限らず女性の場合も同じです。
よほど強い気持ちがないと、甘い誘惑に勝てない環境かもしれません。
マルチにハマった彼女と結婚して子供ができた場合の問題点
マルチ商法にハマっている主婦には、わかりやすい特徴があります。
そのため、彼女がマルチにハマっている場合は、以下の問題点が浮上することを心得ておいてください。
家事、育児がおろそかになる
・マルチの活動が優先になる
一日中マルチの活動をしているため、子供を授けっぱなしにしたり、家に戻った後は電話やメール・SNSの更新などに忙しく、家族とまともに向き合う時間がありません。
家族旅行の予約をしていたとしても、イベントが重なればマルチ商法が優先になってしまうでしょう。
また、マルチ商法で聞いたニセ医療(トンデモ情報)を信じているため、商品を無理やり使わせたり、病気になっても病院へ連れていかないなど手がつけられない状態になってしまいます。
近所(ママ友)でトラブルになりやすい
「マルチ商法をやっています!」と言ったら、世間の反応はどうでしょうか?
世間から見たマルチ商法のイメージは最悪ではないですか?
それなのに、妻が勝手に近所の人やママ友に勧誘したらどうなるでしょう…
「あそこのおうちに遊びに行ったら勧誘されるよ!」とウワサされ、避けられてしまうかもしれません。
マルチにハマっている人は「いい情報を教えてあげたい」と親切心で勧誘しているかもしれませんが、マルチ商法は社会的な評価が厳しく信頼されないため、人間関係でトラブルになるのは避けられないでしょう。
マルチにハマった彼氏・彼女と結婚するための4つの対策
どんなに問題点があっても、大好きな彼・彼女と結婚したいという方もいるかと思います。
どうせそのうち辞めるだろう…と思っているかもしれませんね。
うまくいかなくて目が覚めてくれればいいのですが、結婚してから問題が大きくならないために4つの対策をお伝えします。
対策その1【期限を決める】
マルチ商法の活動期間を、いつまでに結果が出なかったら辞めるという約束をします。
結婚式まででもいいですし、3ヶ月でもいいかもしれません。
1つ上のタイトルを取るという結果だと無理してでも達成させるかもしれないので、「月収10万円」や「3ヶ月連続で月収10万円」など、なかなか達成できない結果にするといいですね。
マルチ商法で安定して5万円を稼ぐのは至難の業ですが、1ヶ月だけなら10万円も可能な場合があるので、連続して〇ヶ月というのがいいかと思います。
そして、金額と期間は相手に決めさせることをおすすめします。
自分で決めた約束ですから、結果が出せなかかった場合は潔くやめてもらいましょう!
本人が「やっぱりマルチ商法はムリだ…」と思う方向に持っていけるといいですね。
対策その2【セミナー・イベントの参加回数を決める】
マルチ商法の洗脳を解く方法で「集まりに行かせない」のはとても有効です。
なので、1ヶ月間のセミナーやイベントなどの集まりに参加する回数を決めてください。
1週間に1回とか、1ヶ月に3回までとか、どうしてもいかなければいけない集まり以外は参加しないことを約束します。
この回数も、本人に決めさせてください。
対策その3【活動時間を決める】
マルチ商法の仲間に依存しているため、空いた時間をビジネス活動に当ててしまいます。
せっかく結婚しても一緒にいられる時間がないので、休みの日は活動しないとか、平日は夜9時までに帰ってくるなど活動時間を決めて守ることを約束します。
予定があいていたら無理矢理にでも予定を入れているだけなので、本当は言うほど忙しくありませんよ。
対策その4【マルチ商法をやめる】
やめてくれるのが1番ベストですね!!
やめたら結婚する
やめないなら別れる
という究極の選択もいいかもしれません。
ただたとえ辞めたとしても心配なのは、マルチ商法の洗脳が解けていないと今やっているマルチ商法を辞めるだけで、また違うマルチに手を出してしまう可能性があります。
マルチ商法をやめたから安心と思わず、やめたあとのケアをしっかりしてくださいね。
参考記事:『マルチ商法はなぜダメなの?問題点をわかりやすく説明します』
さいごに
ここまで私の主観ではありますが、マルチ商法をやっている彼氏・彼女との結婚についてお話させていただきました。
どの程度ハマっているかによって状況が変わってくると思いますが、今までマルチ界隈の人達を見て来た結果と私自身の体験から、考えられる問題をすべてお伝えしました。
▶結婚後に懸念される問題点◀
・マルチの活動が優先になり家にいない
・商品代、活動費で家計が圧迫される
・子供と向き合う時間がない
・社会からの評価が厳しい
・友人、親戚とトラブルになる可能性がある
・不倫に発展しやすい環境
ちなみに私は結婚してからマルチ商法をやり始めましたが、3年後に離婚してしまいました。
結婚して幸せな家庭を作るはずが、毎日ケンカばかりで離婚…ということにならないよう、問題点を知っておいてください。
結婚してから悲しい思いをしないためにも、ぜひ一度立ち止まってよく考えてから答えを出していただけたらと思います。
人生の選択を間違えず、あなたが幸せな人生を掴み取ることを願っています♪