マルチ商法で「友達なくす」5つの理由をくわしく解説

問題点

マルチ商法(ネットワークビジネス)の問題点の1つに【友達をなくす】というのがあります。

友達をなくす最大の理由は「友達をお金に換えるから」ですが、

それだけじゃなく、マルチ商法にハマった友達の変わり果てた姿を見ると「友達やめよう・・」と思ってしまいますよね。

私がマルチ商法にハマっている時は、こんなに良いビジネスをやらない人は気の毒・・・と思っていましたが、本当に気の毒なのは、大切な友達をなくしてまでマルチ商法にハマっていた私のほうでした。

この記事では、マルチ商法で友達をなくす理由を5つの項目に分けて、よくある奇行を例に詳しくお伝えします。

あなたの周囲にいるハマっている人に当てはめてみてください。

マルチ商法をやろうか迷っている人は、友達を失う前にぜひ参考にしていただけたらと思います。

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人格が変わったようになる

マルチ商法では成功したければ、

【成功者のマネをしろ】

と教えられます。

そのため、身なり、話し方、行動がみんな同じようになり、今までの友達のイメージから大きく変わっていく特徴があります。

特に人格が変わったように感じる4つの特徴を紹介します。

異常にテンションが高い

やたらとポジティブで無駄にテンションが高い!!

こんなキャラだったっけ?と思うほど明るく、取って付けたような満面の笑みも不気味です。

「100万円あったら何がしたい?」

「夢ってある?」

「将来不安じゃない?」

などと質問しながら、自分はこんなに人生観が変わったんだと一人で盛り上がって熱く語ってきます。

熱意に圧倒されるというより、異常なテンションにドン引きしてしまいますね。

上から目線

何者かになったかのように、未来や夢の話を偉そうに語ります。

まだ何も達成していないのに、あたかも自分が成功者であるかのような口ぶりに、気分を害する人も多いかもしれません。

「あなたの人生このままでいいの?」

「将来(老後)のこと考えてる?」

と、ビジネスを知っているだけで結果が出ていないのに、相手のことを見下したような物言いをします。

やたらと褒めちぎる

散々マウントを取っていたかと思えば、気持ち悪いくらい褒めてきます。

「相手を何でもいいから褒めときゃいい!」とアップによく言われましたが、ホント失礼な話です。

相手の長所を見ることは大事ですが、褒める目的が【承認欲求を満たして洗脳するため】なので、どんなに褒められてもわざとらしく感じます。

聞いてもいないのにビジネスや商品を熱く語りだす

「すごいビジネスに出会った!」

「夢を叶えて人生を変える!」

「世界一の商品を扱っている!」

と、こちらが聞いてもいないのに勝手に一人で盛り上がって熱く語りだします。

「とにかくすごい!」を連呼するだけなので、聞いているほうはわけがわかりません。

マルチ商法以外の人と距離を置く

外部の人との関わりを断絶するように仕向けられるのもありますが、ビジネスにのめり込むことで選民意識が生まれ、ハマっている人自ら周囲の人と距離をおいてしまいます。

勧誘した友達から避けられて、余計にマルチ商法の仲間に依存してしまう・・・というのもありますね。

マルチ商法以外の人と距離を置く理由は、大きく分けて2つあります。

ビジネス活動が優先になる

勧誘をしたり新しく人脈をつくったり、セミナーなどに参加しなくてはいけないので、友だちと遊ぶ時間よりビジネス活動が優先になってしまいます。

毎日会員獲得に必死なのと、マルチ商法の成功者と言われる人たちと関わることで自分が偉くなった(成功者の一員)と勘違いしているので、ビジネス活動が優先になってしまうのです。

その結果、ビジネスに興味を示さない人達とはどんどん離れて行くようになってしまいます。

自分はすごいビジネスをしているんだ!と、忙しくビジネス活動をしていることに酔っているのもありますね。

忙しいことがカッコイイというか・・・。

ビジネスをしている自分を周囲に見せつけたいというか・・・。

毎日忙しくすることで、成功者の仲間入りをした気分になっているのです。

レベル(意識)が低い人といても意味がないと思っている

カリスマ的なリーダーの話を聞いたり、成功者と言われるアップと毎日関わっていると、いつのまにか価値観が変わってきてしまいます。

権利収入だの、月収100万円だの、高級外車などを購入しただのと、普通に生活していたらなかなか聞かないような話ばかりを聞くので、まだ報酬ももらっていないうちから金銭感覚がマヒしていくのです。

時給1,000円のパートや、年収400万円のサラリーマンで働くことがバカらしく感じてしまう。

なにより、夢を叶えようとしない人達を「レベルが低い人」と見下すようになっていきます。

「レベルが高く、夢を叶えるために行動しているすごい自分」

「成功者と同じビジネスをしているすごい自分」

すごいビジネスをやっている自分は、成功を目指さないレベルの低い友達と一緒にいても意味がないってことなんですね。

嫌われることを気にしていない

相手(周囲)がどう感じるかよりも、『自分がすごいビジネスをしている』ということしか見えていないので、やることがメチャクチャです。

どうにかして会員になってもらおうと必死になっているので、周りのことなんてお構いなしです。

店のものを使って実験をする

マルチ商法でよく見るのは、商品のすばらしさを伝えるための実験です。

お店で実験道具を堂々と広げたり、ひどいときにはお店の食器をなんのためらいもなく使います。

トイレを占領したり、飲み物や食べ物にドバドバかけたり・・・。

お店の人が怪訝な顔をしているにも関わらずドヤ顔で実験を見せられても、すごい商品だなんて思えませんよね。

予告せず知らない人(アップ)を連れてくる・騙してセミナーに連れて行く

「久しぶりに会おう!」と誘われて待ち合わせ場所に行ったら、もう一人知らない人がいたというのは勧誘時によくあることですよね。

マルチ商法の勧誘目的だと言わず、セミナーに連れて行くのもよく聞きます。

騙し討ちみたいにされたら、いくら仲がいい友達でも「どういうこと?」と不信感になりますよね。

自分の都合で商品を売ろうとする

「◯◯ちゃんはこれを使わなきゃダメよ~」

「家族のためだよ!」

と、欲しくもない商品をゴリ押ししてきます。

気に入っている商品があると言っても、この商品を使わないと大変なことになると不安を煽って高額な商品を勧めます。

あなたのために・・・なんて言うけれど、自分の売上のために商品を売りつけているだけです。

勧誘したら嫌われるとわかっていて勧誘する

友達を勧誘すると嫌われる・・・ということは、マルチ商法をやっていなくてもなんとなく知っていることだと思います。

なのに、嫌われるとわかっていてなぜ勧誘するの?

「親友だと思っていたのに勧誘されてショックだった」という人は多いと思います。

嫌われるとわかっていて勧誘する=嫌われてもいいと思っている

そう思われても仕方のないことです。

盲目的・宗教的で話が通じない

何を言っても認めない、真実を伝えても逆ギレして話にならない・・・。

マルチ商法にハマっている人と話をすると、こちらがおかしいのか?と思ってしまうほどもっともらしい理由で反論してくるので疲弊してしまいます。

マルチ商法の本当の問題点といえるかもしれません。

やっている人はみんな同じことを言う

・夢を叶える

・すごい人に出会って人生観が変わった

・権利収入(不労所得)で自由な時間とお金を手にする

・夢は、高級車・ハイブランド・タワマン・海外旅行・クルーズ・・・

・年収1,000万円(月収100万円)

・最高(最幸)の仲間

・ご縁に感謝

・うちの商品が1番

・今がチャンス

・うちは他のネットワーク(マルチ商法)と違う

・今の生活(収入)に満足してる?

・今からのビジネス(最新ビジネス)

まだまだありますが、どこのマルチ商法でも同じことを言っています。

相手のためだと信じている

マルチ商法の商品を使えば病気にならない。

ビジネスをやればみんなで成功できる。

自分がビジネスをやることで、家族も友達も幸せにできる・・・と信じてやみません。

組織内の結束が固い

マルチ商法以外の人から疎まれるため居場所がなくなり、認めてくれる仲間だけが自分の居場所だと思うようになっていきます。

理解してくれるのは仲間だけ

頑張りを認めてくれるのは仲間だけ。

応援してくれるのは仲間だけ。

社会と価値観が合わない集まりのためどこにも属せず、孤独の恐怖から組織の結束がどんどん強くなっていきます。

家族・友人・社会に害を与えていることに気づいていない

社会的にもイメージが悪く問題になっているのに、「自分はレベルの低い人と違うんだ」と思っているので耳を傾けません。

成功することが悪い・・・と言っているのではなく、成功するための手段(マルチ商法)が良くないと言っているだけですが、「マルチに反対する人は、成功することを妬んでいる」と思いこんでいます。

相手の時間やお金を奪って、信頼も友達もなくすにしかなっていないことを正当化しているだけなのに・・・。

マルチ商法は善(正しい)、それ以外は悪(間違い)【アップや会社が言っていることが1番】

会社やリーダーから聞く話がすべて正しいと信じています。

・会社は、成功するための手段(商品・システム)を提供してくれている

・リーダーは、みんなが成功するように手伝ってくれている

・社会(一般)で言われていることの間違いを教えてくれた

・真実を教えてくれた

自分たちのために会社やリーダーは尽くしてくれている・・・と感謝して崇拝しているため、周囲に何を言われても会社やリーダーを疑うことをしません。

今までの人間関係・考え方・外部の情報をシャットアウトする

マルチ商法以外の人は成功者ではないと刷り込まれているため、成功するために必要ない!とシャットアウトしてしまいます。

それがたとえ警察であろうと、弁護士であろうと、マルチ商法で結果を出していない人は成功者ではないのです。

あくまでも成功者は、リーダー(アップ)だけという認識です。

良さを理解できない周囲が悪いと思っている

自分だけが真実を知っていると思いこんでいるのがマルチ商法にハマっている人達なので、

この素晴らしいビジネスを理解できない奴らが社会にダマサれている・・・と思っています。

「きちんと話を聞けば理解できる」というのは、
『みんな社会にダマサれている(洗脳されている)から1回説明を聞いただけでは理解できないんだ』
と思っているからです。

「友達が社会にダマサれているから真実を教えてあげたい」と思っているのにわかってもらえないので、理解できない人が悪いとなってしまうのです。

こちらの話に耳を貸さない

重複しますが、誰が何を言おうと耳をかさないのは、「マルチ商法以外の人は成功者ではない」ためです。

成功者ではない人から言われたことを聞いても成功しないという理屈です。

家族や友達がどんなに真剣に辞めるように説得しても、普通に暮らしている人の言うことは「間違い」としか思っていないので、聞き入れられないのです。

さいごに・・・

マルチ商法は友達をなくす理由は、これだけあれば納得できますよね。

どれをみても、友達の仲が深まるようなことは1つもありません

相手のためと言いながら、自分の欲のためにしかなっていない事に気づけないのは本当に残念だと思います。

お金を稼ぐこと・成功することは決して悪いと思いませんが、マルチ商法は成功どころか家族や人間関係が崩壊してしまうので手を出してはいけません!!

大切なものを失ってまで手に入れたい成功ってなんでしょう?

マルチ商法にハマっていた頃の自分に聞いてみたいものです。

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