友人や身内がマルチ商法にハマったら?やめさせるコツと3つの対処法

辞めさせたい

10年以上マルチ商法(ネットワークビジネス)にハマっていたので偉そうに言える立場ではないですが、

大切な時間やお金を奪われ、人間関係を崩壊させてしまうマルチ商法から一刻も早く抜け出してほしいと心から願います。

ただ残念ながら、マルチ商法にハマっている人をやめさせるのは一筋縄ではいきません。

 

マルチ商法をやめるよう説得しようとすると、

・逆ギレされて話にならない

・何を言っても聞き入れてくれない

といった、話し合いすらできない状態になってしまいます。

 

マルチ商法にハマっているということは『マインドコントロールされている』ということ。

一般的な説得ではとても太刀打ちできないですし、感情的な説得はかえって悪化させてしまう恐れもあります。

だからと言って、黙って見過ごすわけにもいかないですよね。

 

そこでこの記事では、マルチにハマってしまった人を辞めさせるコツと、説得する際に有効な話し合いの方法をお伝えします。


少し長くなりますが、話し合いができる時にすぐ実践できるよう読みすすめて下さい。

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やめさせる説得をする前に知ってほしい心構え

マルチ商法を「すぐにやめさせるのは困難である」

やめさせるコツをお伝えする前にこんなことを言ったら身も蓋もありませんが、

すぐにやめさせるのは困難だと知っていれば無駄な口論をしなくて済みますので、ぜひ頭に入れておいてください。

 

マルチ商法にハマっている人たちは、イベントやセミナーなどで「誰でも成功できる!」と思考が支配されている(マインドコントロールされている)状態です。

「夢を叶えよう!」「権利収入を得よう!」「人生を変えよう!」

など目をギラギラさせて叫んでいますが、ハマっている本人は思考を支配されているなんて微塵も思っていません。

でも、傍から見ると何かに取憑かれたかのように人が変わっているのでびっくりしますよね。


まず、洗脳やマインドコントロールとは何か?を見てみましょう。↓

洗脳は、強制力を用いて、ある人の思想主義を、根本的に変えさせること。

引用元:Wikipedia

 

マインドコントロールとは、操作者からの影響や強制を気づかれないうちに、他者の精神過程や行動、精神状態を操作して、操作者の都合に合わせた特定の意思決定・行動へと誘導すること・技術・概念である。

引用元:Wikipedia

『気づかれないうちに他者の精神過程や行動・精神状態を操作』と書かれています。

マルチ商法に当てはめると、セミナーや日常のアップとのやり取りの中で、

本人の意志とは関係なく、考え方を変えられてしまっている

といえますね。

 

『操作者(マルチ商法)の都合に合わせた特定の意思決定・行動へと誘導』については、

・マルチ商法は合法だから安全なビジネス
・最先端のビジネス
・人の役に立つ
・権利収入が得られる
・誰でも頑張れば成功できる
・夢を実現する

といったマルチ商法に都合のいい謳い文句を信じさせていることが当てはまります。

 

そして、成功するために必要なことだとして、

・即行動
・即決断
・成功するまで諦めない
・成功者のマネをする
・情熱的に活動する
・感動を伝える

などといった、マルチ商法に都合のいい行動を促していくことが当てはまりますね。

どちらもマルチ商法に都合のいい思考に書き換えられ、自分で考える力を支配されているということです。

 

ただハマっている本人は、セミナーや講演会などを聞いて自分で意思決定したと信じているので、コントロールされているとは夢にも思っていません。

 

そのため、どんなに説得したり正論を伝えても、

「ちゃんと話を聞いていないから誤解しているだけ」
となってしまい、話し合いができないという状況になってしまうのです。

1発で洗脳を解くことは出来ない

目の前の大切な人がマルチ商法にのめり込んでおかしくなっている姿を見ると、早く何とかしたいと思ってしまいますよね。

でも残念ながら洗脳やマインドコントロールとは恐ろしいもので、1回で心に響かせて気づかせることは難しいのです。


どんなに根拠のある真実を伝えても耳を貸さないのが、マルチ商法にハマっている人の特徴です。

本当に、宇宙人と話をしてるかと思うくらい話し合いが出来ません(私もそうでした(泣))

経験がある方も多いと思いますが、マインドコントロールされた人に目を覚まさせるのはとても困難なのです。

 

これを踏まえて、次は説得するとき(話し合い)に大切なことをお伝えします。

やめさせたい人と話をするときは「話を聞くこと」が大切

マルチ商法にハマっている人と話し合いをするには、まず聞く耳を持ってもらうことが1番重要です。

聞く耳を持たない相手と話をするのはこちらも参ってしまいますし、なにより一生懸命説得しても「成功の足を引っ張る悪者」としか捉えてくれず、肝心な真実に気づくチャンスを失わせてしまいます。

そのため、以下の3つが話をするときの大きなポイントとなります。

 

3つのNG

・敵にならない

・上から言わない

・バカにしない

マルチ商法に対する批判や、ハマっている人が言っていることへの反論は一切せず、ジッと黙って相手の話に耳を傾けてください。

マルチ商法にハマっている人に質問する内容

まず、どんな考えを持っているのか、何を考えているのかを知るために気持ちを聞き出します。

例)
・なぜマルチ商法をやろうと思ったのか?
・マルチ商法でどうなりたいのか?

といっても返ってくる答えは本人の気持ちではなく、

「権利収入になる」
「今がチャンスだ」
「マルチ商法は誤解されている」
「夢を実現する」

など、アップ(上位会員)やセミナーで聞いたことを答えてくるかと思います。

 

ただ黙って話を聞いていると、あまりにもバカバカしくて矛盾点の多さについ否定したくなってしまいますが、

後から冷静に話し合いをするために、ここはグッと我慢してハマっている人の心理を理解してあげる気持ちで聞いてあげてください。

疑問を持たせる3つのこと

(人間関係のことは感情論になりますので、ここでは取り扱いません。)

話を聞いたあとは、ハマっている人がマルチ商法で聞いている偽の情報真実の情報を照らし合わせて質問をしていきます。

一方的に「これが正しいんだ!!」と伝えても、「あなたが誤解しているだけ」と言って聞き入れてくれません。

 

なので、1つずつ

・マルチでは世間と真逆のことをいっているのはなぜか
・マルチ商法の情報が正しいなら、問題にならないはずではないか?

など、なぜだろう?と問いかけるように質問をしてください。

 

気をつけてほしいのは、すぐに間違いに気づかせるのではなく疑問を持たせるということに徹底することです。

なぜなら、自分が信じているものが間違いだと受け入れるのには時間がかかるためです。

強引に辞めさせることが出来たとしてもまた戻ってしまう可能性が高いので、ハマっている人が自分で気づいてやめることが大切なのです。

 

では、どうやって疑問をもたせるのか?

ここからは質問形式で、ハマっている人と一緒に考えるというスタイルで話し合いを進めていきます。

マルチ商法は合法で安全なビジネスなのか?

まずこちらが提示する真実の情報は、国や警察、専門家などの情報が効果的です。

1つだけではなく、いくつもの情報を伝えてください。

例)
消費者庁ウェブサイト → マルチ商法にご用心

警視庁ウェブサイト → 被害にあわないために
 
一緒に情報をみたあと、ハマっている人に質問を投げかけます。

例)
この注意喚起を見てどう思うか?
なぜ、国や警察がここまでの注意喚起を出しているのか?

※質問が取り調べのようにならないように注意

 

あくまでも「わからないから教えて~」というスタンスで、

・どう思う?
・なんでだろう?

と質問して下さい。

 

ここでの質問に返ってくる答えは、

・1部の間違ったやり方をしていた人が原因

・うまくいかなかった人(辞めた人)が悪く言っているだけ

・うちのマルチは違う

こんな感じの答えが多いと思いますが、ここでも反論せず「そうなんだね…」と言って次の質問に移ります。

お金が稼げるのか?

アップは年収1,000万円稼いでいるとか、高級外車に乗っていたりタワマンに住んでいたり、成功している人がたくさんいると言っていると思います。

お金が稼げないと言われているマルチ商法なのに、実際に自分の目で稼いでいる人(稼いでいるように見える人)を見ているので、周囲がどんなにお金が稼げないと言っても説得力がありません。

 

報酬プログラム(システム)を聞くと簡単そうに思えますが、たった1人に登録してもらうのも至難の業です。

それは勧誘している本人が痛いほどわかっているはずですが、

・やり方が悪かった
・相手が悪かった

などといって素直に認めません。

 

初めはやみくもに会員を獲得しようと勧誘していて、具体的にどれだけの行動が必要なのかわかっていませんので、具体的な数字を可視化することが有効です。

例)
具体的に100万円稼ぐためには、どのくらいの会員数と売上がいるのか紙に書き出す。

ハマっている人の目標金額がどのくらいなのかわかりませんが、月収100万円がイメージしにくかったら10万円稼ぐためには何人の会員と売上がいるのか?でもいいと思います。

消耗品の場合の例:
【報酬額の平均%が1個当たり約2%~10%としたら】

約5000円の商品✖5%=250円

1,000,000円÷250円=4000個

※100万円の報酬をもらうためには4,000個売る必要がある

※4,000個売るためには(1人5個購入として)800人の会員が必要

高額商品の場合の例:
【商材の金額が50万円で報酬が20%としたら】

500,000円✕20%=100,000万円

1,000,000円÷100,000円=10人

※10人に50万円もするものを購入させなければならない
※リピートがないため、100万円を稼ぎ続けるためには勧誘し続けなければならない


そして、その人数と売上にするにはどのような行動(割く時間、お金、勧誘頻度など)が必要なのか問いかけて下さい。

ここでは漠然とした答えしかなく、明確に答えられなくなっていると思います。

マルチ商法の悪評について

Twitterやネットで「マルチ商法(ネットワークビジネス)」と検索すると、ものすごい数がヒットしますので一緒に見てみます。

そしてまた質問して下さい。

どんな答えでも、反論をしないことは鉄則です!

例)
こんなに悪く言われてるのはなぜだと思うか?

こんなに悪く言われるマルチ商法をやる理由は何か?
人によってはこのあたりからイライラし始めるかもしれません。
 
「何が言いたいんだ!!」と怒ることが予測されますが、「あなたの気持ちを聞かせてほしい」と真剣に聞いてください。

なぜ、マルチ商法をやめてほしいの?

この記事を読んでいるあなたに質問です!

あなたはなぜ、友人や身内にマルチ商法をやめてもらいたいのですか?

実は、この辞めてほしい理由が明確に言葉にできないために、ハマっている人を一方的に押さえつけようとしたり、強引に辞めさせようとするため関係が悪くなってしまいます。
 
・世間で悪く言われているから
 
・友達をなくすから
 
・お金が稼げないから
ごもっともな意見なんですが、これだけでは残念ながら説得できません。
マルチ商法では、反対されたときのマニュアルがあるので簡単に言い返されてしまいます。
 
人の心は、人の心でしか動かせません。
今一度「なぜ辞めて欲しいのか?」をあなたが自分に問いかけてほしいのです。
 

そして、
例)
・友達に嫌がられるのを見ているのは悲しい

・みんなに認めてもらえるビジネスなら応援したい

・その能力を、イメージの悪いビジネスで使ってほしくない

・家族や友人が悲しむことはしてほしくない
など、マルチ商法がいいか悪いかの議論ではなく、「大切な人だからマルチ商法に関わってほしくない」という気持ちを伝えてください。

1度では伝わらないと思いますが、諦めずに辞めてほしい気持ちを伝えるようにしてください。

頑なに辞めないと言ったら条件を3つ決める

どうしても辞めない!!というのなら、マルチ商法をやるための条件を決めましょう。

ただし、こちらが提示するのではなく、回数や金額はハマっている本人に決めてもらうようにしてください。

・セミナーやイベントなどマルチ商法に関わる回数を決める

・マルチ商法で使う金額を決める

・期限を決める

イベントの参加回数を決める

マルチ商法に関わる時間をぐっと少なくすると、ほとぼりが冷めやすくなります。

マルチ商法に毎日のようにかかわっているとドンドン洗脳されていきますから、距離を置くのはとても有効です。
 
例)
・セミナーは月1回
・セミナーは参加せずランチ会のみ参加
・マルチのイベント参加は1つだけ
1番いいのは「少し(1~2か月)お休みしよう」と離れさせることですが、難しければ回数を減らすことをして下さい。
 

マルチに費やす金額を決める

商品を購入するために借金をしないように気をつけなければなりません。

セミナー参加費、食事代、洋服代と出費はどんどんエスカレートしますので、上限金額を決めておくのも1つです。

例)
・毎月2万円まで(活動費を含む)
・商品購入は報酬額のみ

※内緒でお金を使っていたり、隠れて借金する(している)可能性もあるので注意が必要です!

マルチ商法をやる期限を決める

半年ほど経つと熱が冷めてやめてしまう人が多いので、3ヶ月~半年間が望ましいと思います。

例)
・半年後に20万円稼げていなかったらやめる
・3ヶ月連続して10万円稼げなかったらやめる

期間金額を明確にして約束します。

ほとんど達成できることはありませんので、期間は3ヶ月~6ヶ月金額は10~20万円になるよう話を進めるといいでしょう。

※高額商材のマルチをやっている場合は、金額を30~50万円に!

さいごに

マルチ商法にハマってしまうと、元マルチ会員の私でさえやめさせるのは本当に難しいと感じています。

そのため、ハマっている本人にマルチ商法の真実を気づいてもらうしかありません。

真実の情報や辞めてほしい気持ちを何度も伝えると、だんだんと不安になりマルチ商法に疑問を持ち始めますので、そのときがやめさせるチャンスです。

【心構え】
すぐにやめさせるのは困難と思うこと

【話し合いのコツ】
相手の話に反論せず、黙って話を聞くこと(聞く耳を持たせるため)

・敵にならない
・上から言わない
・バカにしない

【マルチ商法に疑問を持たせる質問3つ】
真実の情報と照らし合わせながら質問をする

①安全なビジネスなのか?
②お金が稼げるのか?
③マルチの悪評について

【条件を3つ決める】
本人に決めさせる

①マルチにかかわる回数
②マルチに費やす金額
③マルチをやる期限

話し合いをしたら「今すぐやめます!」となればいいのですが、マインドコントロールされているとやめるのにも勇気がいりますので、本人が「辞める」と言うまで信じて待ってあげて下さいね。

 

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