ネットワークビジネスは権利収入になるのか?いつまでも労働収入にしかならない理由

問題点

ネットワークビジネス(マルチ商法)の勧誘時によく出てくる言葉に「権利収入を得よう」というのがあります。

権利収入=働かなくても収入が入ってくる、すなわち「楽して金儲けをしようぜ!」ということ。

「権利収入を得ている成功者(アップ)がいるから、一緒に話を聞きに行こう。」と誘われてアップに会ってみると、高級時計やバッグを持ち、高級外車に乗ってタワマンに住んでいる姿を見たら、権利収入を得られているのは本当なんだ!と信じてしまいますよね。

でも本当にアップは権利収入を得られているのでしょうか?

私はマルチ商法の成功者(アップ)の姿を見て権利収入が得られる!と信じてしまった一人ですが、10年以上ビジネス活動をしてわかったことは、

権利収入になるのはトップの人だけで、いつまでたっても労働収入にしかならない

ということでした。

この記事では、ネットワークビジネス(マルチ商法)で権利収入ではなく、労働収入にしかならない理由をお伝えします。

夢のような話を信じて大切なものを失わないように、現実を知っていただけたらと思います。

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権利収入になると謳う根拠

ネットワークビジネス(マルチ商法)が権利収入になると謳っている理由は、

・扱う商品が日用品なので、老若男女かならず使うものだから

・消耗品だから使えばなくなるし、なくなったら必ずリピートするから

・景気に関係なく使うものだから

・不景気になればなるほど健康意識(病気の予防)が高くなり、価値があるものが売れるから

・市販では手に入らない高品質の商品だから

・リピート率が高いから

この根拠をもとに「永続的に収入が入るから権利収入だ!!」といっているのです。

勧誘がうまくいかない

最初に何人か勧誘さえすればあとはダウンが勧誘してくるから人がどんどん増えて、自分は何もしなくても(働かなくても)毎月自動的にお金が入ってくるようになる・・・と言われますが、そんな簡単には会員が増えません。

マルチ商法はイメージが悪く嫌がられることがほとんどなので、1人勧誘するのにもひと苦労です。

やっとの思いで勧誘(話を聞いてもらう)ができたとしても、登録してもらえるかは別問題。

勧誘してすぐ登録してくれればいいのですが、そんなうまくはいきません。

(ちなみに、私が勧誘をされてから登録するまでの期間は約3ヶ月です。)

勧誘する人を10~20人リストアップするのですが、リストアップした人に断られると勧誘する人がいなくなってくるので、今度は新たにお友達を作らなくてはいけません。

新しい人脈を作るために、あっちのサークル、こっちのママ友の集まりと駆けずり回って毎日忙しそうにしていますよね。

勧誘するためにこんなに忙しく活動しても登録してくれる人の割合は約1割です。

約1割ということは、10人会員を作るために100人勧誘するってことですよ?

気が遠くなりますよね。

でもね、これが現実なんです。

そして1人も勧誘できなければ、当然収入は0円ということになります。

なんとか説得して登録してもらったとしても消費者会員(商品を買うだけのお客様)ではあまり意味がなく、ビジネス会員(勧誘活動をする人)を増やさないとグループが大きくなりません。

※消費者会員、ビジネス会員と分けていない会社もあります。 

なので、ビジネス会員になってもらうための労働も増えていきます。

販売員はみんな忙しそうに見えますが、決して大繁盛しているわけではありません。これだけ労働していれば、忙しいはずですよね・・・。

日々勧誘するために努力して週末や夜はセミナーやミーティングに参加するので、とっても忙しくビジネスをしている気分にはなります、なかなか会員を増やせないので権利収入どころか収入にならないという人がほとんどです。

こうやって、いつかうまくいくはず・・・と永遠に来ない「いつか」を目指してずーっと労働し続けています。

ランクが上がれば(上位になれば)権利収入になるのか?

タイムリッチ、マネーリッチと豪語して優雅な生活に見せているアップ(上位)の人たちも、実は優雅な生活なんて送れません。

権利収入にするためにランク(権利)を獲得しても、そのランクを保持するために必死です。

その理由の1つは、自分のグループから会員が1人辞めると、約10~20人の会員もいなくなってしまうからです。

会員は、販売員の友人や知人です。

その会員が、よっぽど商品を気に入っていればビジネス会員が脱退しても辞めませんが、ビジネス会員が脱退しているのに会員を続ける理由がないので、ほとんどの会員が辞めていきます。

そうなると、アップのグループの会員人数が減ってしまいます。

会員が減ると、当然収入も減るしランク維持も危ういということ。

減ってしまった人数を埋めるために、新たな人脈作りをしたり、ビジネス会員が辞めていかないようにセミナーや懇親会をやったりとやっぱり大忙しなんです。

アップが 海外旅行の写真を見せてくるのが王道ですが、写真に写っている人はビジネス会員しかいません(笑)

ということはその海外旅行、遊びと称してビジネス会員が辞めていかないための戦略ですよね?

それ以外にも、頻繁にパーティやセミナーを開催したりとビジネス会員が離脱しないための労働がついて回ります

でも、どんなにたくさんイベントを開催してもビジネス会員の離脱は止められません。

グループメンバーの入れ替わりが激しく収入も安定しないので、アップも新規会員を増やすために異業種交流会に参加したり、ビジネスセミナーに参加したりと結局いつまでも労働しているのです。

権利収入を手に入れているのは、会社を立ち上げた人だけってこと。

これが、マルチ商法は上だけがもうかる仕組みと言われる理由でもあります。

どれだけ頑張っても労働からは逃れられず、権利収入を得られるなんて夢のまた夢ということです。

さいごに

働かなくてもお金が入ってくるのはとても魅力的だけど、ネットワークビジネス(マルチ商法)で頑張っても権利収入が得られることはありません。

数人会員がいて、何もしなくても何個かリピートしていたら1,000円くらいになるかもしれないけど、これじゃあ権利収入とは言えないですよね・・・。

時間も友達もお金もなくしてまで、もらえるはずのない権利収入を目指したいですか?

ネットワークビジネスで得られるはずのない権利収入を目指して労働する時間を、他のことに使ったほうがよっぽど建設的だと思います。

見た目や聞いた話だけで判断せず、よく考えて見極めてくださいね。

コメント

  1. より:

    はじめまして。
    私は、仕事を辞めると必ずネットワークビジネスがやってきます。
    今回に限っては辞める前からお誘いがあり、まんまと乗っかってしまいました。

    それこそ、持ち前の運の良さも幸い?いや災いしました。

    『今日は普段会えないような特別な会員が来てる』だから私は持ってるって言われ、
    なんかこれはビジネスをやる運命なのか!みたいな気分にさせられちゃって
    気が付いたら3次会くらいまで行ってて(お茶だけ)
    最終的には『ビジネスやりますー!!!』って宣言していました(過去の経験から学ばない…)

    冷静な私はやめろーって言っているのに、
    仕事を辞めたばかりで時間はあるし、今後の保証もなく、ゆくゆくは自営業者に向かおうと画策中ということもあり、私のビジネスの一つみたいな位置づけでやっても悪くないかもと
    どんどん深みにはまっていきます。
    サラリーマン時代があまりにも心身ともに過酷だったため、権利収入という甘い囁きが
    心を揺さぶりました。

    それと、母の病気にも良いみたいなことを言われたり、学者など権威者が講演を行っている、東大と共同研究で商品開発などどいわれちゃうと、天下の東大が関係しているなら大丈夫かなと
    これも洗脳?カモフラージュなのでしょうか?
    100歩譲って商品(核酸ドリンクとサプリ、化粧品など)が本物で良かったとしても、
    どうも私の心の警戒音がやみません。

    凄い稼いでいるらしい会員も全くオーラがなく、つまらなそう…

    紹介者はこのネットワークは特別ていってますけど、そんなことってあるのでしょうか?

    • 夢子夢子 より:

      鴨様

      はじめまして。返信が遅くなり申し訳ありません。

      結果から先にお伝えしますと・・・「特別なネットワークビジネスだ」というのは何処のネットワークでも言っています。
      なので、鴨さんが聞いたネットワークが特別だということはありません!

      「権利収入」という甘い囁きは魅力的ですよね(笑)
      でも残念ながら、ネットワークで権利収入は得られません。
      サラリーマン時代以上に心身ともに過酷な時間を過ごしたとしても、ネットワークで権利収入を得るのは厳しいと思ったほうがいいですよ!

      商品についてですが、学者や権威者が講演を行っているのも何処の会社も同じです。
      権威に弱い私みたいな人間は、洗脳しやすいいいカモってことですね。

      弱み(お母様の病気・今後の不安)につけ込み、特別な人間だと思わせ、共感し、褒め称えるのはネットワークの手口です。
      運の良さをネットワークで使わず、鴨さんの心の警戒音を信じてくださることを願っています。

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