これってマルチ商法?家族が勧誘されたと気づいたときの対処法

辞めさせたい

お母さんが高い洗剤を買ってきた!

妻が見たことのない化粧品を揃えていた!

家族に内緒で知らない人と出かけるようになった!

 

 「もしかしてマルチ商法(ネットワークビジネス)?!」

 

こんな経験ありませんか?

 

家族がもしマルチ商法にハマってしまったら・・・と思うと不安になりますよね。

 

マルチ商法に勧誘されたと知って、「マルチ商法なんてやめろ!」「こんな物返してこい!」と怒鳴ってしまい大喧嘩になったという話をよく聞きます!

 

家族の誰かが怒ることで解決すれば問題ないのですが、対処の仕方を間違えると、逆にのめり込ませてしまう可能性があるので注意が必要です。

早めに気づいて対処をすれば、どっぷりマルチ商法(ネットワークビジネス)にハマってしまうのを未然に防げるかもしれません。

 

この記事では、家族がマルチ商法にハマる前に辞めさせるための対処法をお伝えしていきます。

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契約するパターンは3つある

契約(会員登録)をする・・・という行動には、3つの理由があります。

①断りきれなかった(とりあえず購入しただけ)

②使ってみたいと思った(良い物に思えた)

③お金を稼ぎたいと思った(ビジネスに必要だから購入した)

どんな理由で契約したのかで対処法が変わりますので、1つずつ解説していきます。

①断りきれなかった場合

相手の押しが強かったり、ママ友やご近所の付き合いなどの手前、断りづらかったという人がたくさんいます。

契約後、すぐに返品やクーリングオフをすればいいのですが、気まずくなるのを恐れてやらない人がほとんどです。

家族としてはすぐにでも解約したいでしょうが、まず解約する前に、契約してしまったご本人の気持ちを収めることが大切です。

(クーリングオフの期間は20日間あります)

 

・どんな関係の人から勧誘されたのか

・セミナーやお茶会等に誘われたらどうするつもりなのか

・使い続けるのか

この3つを絶対に途中で口をはさまず、怒らずにご本人に聞いてください。

 

また怒られる(否定される)から家族には言えない・・・と、内緒でマルチ商法の人に会うようになってしまうのは大変危険なので、

「今日こんなことがあったよ!」

という日常会話のように聞いてあげると、ご本人が話しやすいかもしれませんね。

 

何度も言いますが絶対に反論せず、怒らず話を聞いた後は、家族のマルチ商法に関わってほしくない気持ちを伝えてください。

そしてご本人が、もう2度とマルチ商法に関わらないと決心出来たら、すぐに解約してください。

②使ってみたいと思った場合

この場合も、まずは勧誘されてから契約するまでの流れをよく聞いてください。

そして大事なのは、契約した理由を否定しないこと!

 

『家族の健康のため』とか『綺麗になりたい』とか、マルチ商法の話を聞いた時になにかしらご本人の欲求を満たせると思ったポイントがあるからです。

その欲求を否定するのは、何も望むな!と言っているのと同じです。

ここで否定してしまうと、「認めてもらえない」「何をしても否定される」と思わせてしまい話し合いが出来なくなってしまいますから、「そんな理由で?」と思わず、どんな理由でもまず認めてあげてください。

マルチ商法にハマりやすい人は、「承認欲求」が強い人がとても多いので大切なことなんです。

 

そして①の時と同じように、家族がマルチ商法に関わって欲しくないことを伝え、よく話し合ってご本人も納得できたらすぐに解約をしてください。

③お金を稼ぎたいと思った場合

この場合は少し厄介ですが・・・

家庭や仕事に不安や不満がある場合が多いので、ご本人の言い分に耳を傾けてあげてください。

マルチ商法の人達は、不安や不満に共感して「一緒に人生を変えよう」と心の隙間に入り込んでいますから、共感する・受け止めることが大切です。

そして、勧誘されてから契約までのプロセスを聞くと、違反行為(特商法違反)が見えてくると思います。

マルチ商法の危険性をご本人と確認した上で、今後2度と関わらないことを約束してもらい解約をします。

解約の方法

いざ解約をするとなっても、相手との関係や今後のお付き合いのことを考えてしまいなかなか解約に踏み切れないことがありますが、1日でも早く解約することをおすすめします。

マルチの会社に解約(返品)を申請する

会社によって解約方法が異なりますので、契約書を読むか会社(お問い合わせ窓口)に問い合わせて確認して下さい。

会員サイトがある会社なら、サイトからかんたんに退会手続きが出来ます。

ほとんどのマルチ会社は、理由を問わず解約に応じます。

いちいち理由を説明する必要もありません!

クーリングオフをする

万が一解約に応じてくれなかったり、解約の仕方がわからない場合は、クーリングオフをしてください。

クーリングオフの期間は20日です。

(商品または書類を受け取ってから遅い方の日を1日目とします)

国民生活センターホームページ参照

解約したことを伝えるタイミング

引き止められてもハッキリ断ることができるなら、解約する前に伝えたほうが気まずくならないかもしれませんね。

ですが、その時にハッキリと今後はマルチ商法とは関わらない事を伝えてください。

マルチ商法の人達は、勧誘目的もなく遊ぶ時間はありませんので、友達でもマルチ絡みでしか会いません!

いくら「お茶だけ・・・」といっても、必ずマルチの話になってしまいます。

なので、マルチ商法をやっている間は関わらないことをハッキリと伝えます。

 

直接会うとまた断れなくなる心配があれば、LINEやメールで送ってもいいでしょう。

勧誘されたときの断り方

無事に解約ができても、また勧誘される時があるかもしれません。
 
 
次に勧誘されたときは契約する前に断れるように、タイプ別に断り方をお伝えしておきます。
 
 

ハッキリと断れるタイプなら・・・

・「どんなにいい物でもマルチ商法に関わりたくないから、私はやめておきます。」

・「マルチ商法をやっている間はもう会いません。」

・「私は、マルチ商法が好きではありません。」

・「マルチ商法の誘いや話は、今後一切しないでください。」

相手に何を言われようがハッキリと断って下さい!

「あなたのために教えてあげたのに・・・」と怒る人もいるかもしれませんが、決してあなたのためではないので気にしないで下さい。

 

ハッキリ断れないタイプなら・・・

・「夫(妻)がマルチ商法が嫌いなので、家族で揉めるのが嫌だからやめておきます。」

・「マルチ商法には関わらないという家族の決め事があるので、お断りします。」

・「家族がマルチ商法に反対で、マルチに関わるならあなたとも会うな!と言われるので、マルチ商法はお断りします。」

・「マルチ商法の言葉も出せないほど家族が嫌いなので、いい物かもしれないけど、家族に嫌な思いをさせてまで使いたくないからお断りします。」

友人に限らず勧誘されたときはハッキリと断るのが1番ですが、なかなか強く断れない方もいますよね。

そんな方は、家族の誰か(夫や妻、親など)が嫌がるから・・・という理由で、マルチ商法のお誘いは断っている事を伝えてください。

標準語で書くとなんだか変な言い回しですが、これをご自分の言葉に変えて伝えてくださいね!

これは実際に、断られた時に言われたことばかりです。

さいごに

『自分を受け入れてくれる場所』

『自分を認めてくれる人』

この2つはとてもパワーがあります。

 

マルチ商法では、この承認の場所を作るのがとてもうまい!!!(10年以上活動していた私が言うのもなんですが・・・)

もちろん偽物なのですぐにメッキは剥がれてしまいますが、本当の姿は時間が立たないと見えてきません。

居心地が良くなってしまうとあっという間にハマってしまうので、家族がマルチ商法に洗脳されてしまわないように、頭ごなしに怒らず話を聞いてあげてくださいね!

そして2度と勧誘されないように対策法をしっかり身につけていって下さい。

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